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2012/10/25

学習を継続させるための拠り所

Tweet ThisSend to Facebook | by:望月

先週は公立の中学校、
今週末は私立の高校の先生方が
学ぶ場に参加しました。

公立の中学校では
さまざまな教科の先生方が集まって
本を講読するという形ですすめられました。

恥ずかしながら
私が執筆を担当させていただいた部分を
読んでくださり、

その最後の課題

学んだことをふまえて勉強会を開くと想定して
 その勉強会に他の人が参加したくなるような
 名前をつけましょう

という、
へんてこりんなリクエストに応えてくださいました。
いろんなタイトルが、一斉にホワイトボードに書かれ
その中で選ばれたのが

▼ こちらです。



タイトルをつけられたので、
できればいろいろ発信して行かれるとのことですが、
この勉強会が今後どんなふうになっていくのか
とても楽しみです!


私立の高校の先生方の研究会では、
ファシリテーターを務めさせていただきました。



テーマは

「ワークショップ型の授業」

についてでしたので、

酒井先生(華頂女子中学校高等学校)の
実践事例紹介と、
私のワークショップ型研修の事例紹介を

「私たちの考えるワークショップ型授業・研修」

として話題提供として位置づけ、

その後,参加されている先生方が
「ワークショップ型」という言葉に反応された裏側にある

 「授業でいつも大事にしていること」あるいは
 「これから大事にしたいこと」を共有し、

 冬の研究大会で行われる研究授業の
 テーマをうみだす

ということを目指しながら
セッションをファシリテートさせていただきました。


そのために、仮に

 「一人ひとりが歓迎される授業を創るためには

という問いを共有しながら、
アイデアを拡散し、

 「このメンバーで研究授業を企画するとしたら
  どのようなテーマで取り組んでみたいですか

という問いで具体的な形に絞り込み、
さらに研究授業の進め方等
冬の研究授業に向けて収束していきました。




この二つの勉強会に参加して感じたことは、
学び続けて行くためには
その拠り所の存在が重要だということでした。

新しいことへの挑戦や
危機感がそれほど高くない場合は
つい、学ぶことを辞めたくなってしまったり
モチベーションとともに優先順位が下がってしまうことも
しばしばですが、

仲間の存在に寄って、その誘惑を振り払うことも
不安を振り払って挑戦意欲をかき立てることも
できるのですね。


今日もこんなことがありました。

大学の授業(必修科目でない授業)で
しかも朝イチの授業なので
履修登録者・出席者数は極めて少数です。

その中で、登録修正しようとしていた学生さんが
別の学生さん(←この授業で初めて会った学生同士)から

この授業面白いから一緒に頑張ろうよ

と声をかけられ、

  思わず修正(中止)を思いとどまった

と話してくれました。

おそらく、私が
「ちゃんと最後まで頑張りましょう」というよりも
数倍効果があったのだと思います。

場合によっては「鶴の一声」の効果もありますが、
「痛み」とか「楽しさ」などを
同じ立場で共有できる人からの声は
大きな力をもっているのですね。


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