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2012/10/17

ファシリテーショングラフィックの達人をお招きしました。

Tweet ThisSend to Facebook | by:望月
ちょっと前に、

「ファシリテーショングラフィック研究会」

に参加しました。

そのときのゲストは
新潟でファシリテーション技術を駆使しながら
学校支援を行われている、

「みらいずworks」の
小見まいこさんで、

実は3年前にあるワークショップで
共に学ばせていただいた方でした。

ファシリテーショングラフィックを学ぶ中で、
中学の先生方がノート指導について
お悩みだったことを、ふと思い出しました。

そのお悩みとは

「黒板の正解を丁寧に写し取ることに一生懸命で、
自分で考えたことを書いたり、
自分で聞き取ったことメモしない。」

というものでした。

ファシリテーショングラフィックは、
人の話をまずきちんと聞き取ることを重視しており、
かつレイアウトを考えて書きとり、
それによってさらに思考を呼び起こす技術ですので、
うまく習慣化できればこれまでのノート指導での
限界点を突破できるのではないかと思い、
先生方にご紹介できたらなと考えていました。

そんなことを考えながら会場を後にして数日たった頃、
まいこさんから
「今度また京都にいきます」
とのお知らせが。

この知らせをいただき、
早速、いつもお世話になっている
中学の校長先生にお話ししたところ、
なんと立派な勉強会をアレンジしてくださり、
先生方にファシリテーショングラフィックを
ご紹介することが叶いました。

その中学の先生方だけでなく、
近隣の学校や教育委員会からも参加され、
賑やかな会になりました。


参加者同士でインタビューを行いながら
いくつかテーマをつくり、
同じテーマを選んだ人たちがグループになって話しながら、
ファシリテーショングラフィックを体験しました。





どのグループも徐々に話が盛り上がっていきます。

聞き取ったことを書き取ることで、
その人の声を受け取め、「話していいんだな」
と思ってもらうことが、
活発な発言を促す場作りとして大事なことだと、
まいこさんは教えてくれました。




また、話の流れを振り返り、
さらに話したいポイントを決めることができるのも、
視覚化することの強みであると教えてくれました。

その対話に深まりを持たせるためには、
習慣化しながらさらに慣れていく必要があるかと思います。

とくに、教室でグループ活動を頻発に行う場合は、
より学習者同士で効果的にファシリテーションを行い合いながら、
深く学び合う能力を高めることに期待できるのではないかと思いました。

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