3491543人目です。
オンラインユーザー2人
ログインユーザー0人

このサーチボックス経由でご購入いただくと、当研究所の活動資金となります。ぜひご協力ください。
 (ホームページで紹介できる会員の著作物がございましたら事務局までご連絡ください)
 

関係書籍



















 
トップページ > ILDブログ 
会員の近況ニュース >> 記事詳細

2014/02/18

学習と感情

Tweet ThisSend to Facebook | by:望月

株式会社ワークアカデミーさん主催の
講師力アップセミナー

にお招き頂きました。


そこでは、

「ひとは学習スイッチを
 どのようなときに切り替えるか」

ということをテーマにしながら、
お互いの経験やアイデアを
交流しました。

このセミナーの受講者は
主に大学の授業を担当されている先生や
研修講師をされているかたでした。

学習スイッチのオン・オフを
分かりやすくイラストにすると
こんな感じです。 (イメージ図:高橋朋子会員提供)

いくつか話題(苦労話)提供を行い、
それをきっかけとしながら
参加者同士で対話をしました。

講師のかた自身の学習スイッチは
どのようなときにオン・オフにしているか、
というところから始まり、

自信を失った学生さんが再び
スイッチをオンにするのはどのようなときかなど
意見交換しました。

どのようなときに学習スイッチがオンになるか。

とても興味深いものをいくつか挙げますと、、

・ 悔しいとき
・ 羨ましいとき
・ 憧れたとき
・ できたことを確かめたとき
・ 期待されていると思ったとき

これらを伺って、
人間の感情との関わりを
改めて感じさせられました。

人と比べて悔しいとか、羨ましいとか、、
プラスイメージの感情だけでなく
マイナスイメージの感情も働く。
ごくごく自然な感情の動きだと思います。

そのような感情が動く
授業のしくみを考えていくことで
スイッチがオンになりやすいのかも
しれませんね。

これは、大きなヒントを頂きました。




その後、後半は、

そもそもなぜスイッチをオンにしないと
いけないのか?

なぜ世界中の先生方がスイッチオンにするために
頑張っていらっしゃるのか?

海外の先生方はどのように頑張っていらっしゃるのか?

ということを、国際的な動向をまとめた資料を
お互いに読み合い、協調学習を経て
考察を深めていきました。


「え?」

と戸惑うかたもいらっしゃいました。
だって、、スイッチオンにするのは
当たり前じゃないですか、
何を今更、、といった反応のかたも
いらっしゃいました。

しかし、最後のほうになって、
社会情勢との関わりを考えたときに

「稼ぐ人を増やさなければいけないのに
 なぜか日本の学校はみんなをひとくくりにして
 一人ひとりのニーズを満たすという発想で
 授業を考えない。しかし、最近それが
 変わりつつあるのでは。」

という、
なぜ日本はスイッチオンにしにくいのか?
という視点からの気づきも聞こえてきました。

自分ごとにならないと
人の感情は動かないのかもしれません。

こうしたことから考えると、
自分に必要なことは何だろう、
つまり、自分のニーズを探るという構造が
授業の中で必要なのではないかということが
見えてきました。

そうやって自分で自分をマネジメントできることは
大きなコストカットになって、より多くの人に
学習機会をもたらすことになりますね。


このようなことを1日学び、
その後はとても美味しいお食事をいただいて
帰りました。


ワークアカデミーのみなさま、
講師のみなさま、
ありがとうございました!

19:02 | 投票する | 投票数(4) | コメント(0)