「なんということでしょう。」
で有名なリフォーム番組といえば
その「匠」の一人である、
藤村正継さんにお目にかかり、
お話を伺う機会がありました。
そのお話には、久々に軽く貧血を起こす程
集中してしまいました。
とても魅力的なかたでした。
なぜ、今回
お目にかかることになったかというと、、、
「学ぶ授業・研修」
を目指す場合、その方法のひとつが
「教える授業・研修」からの転換ですが
その際に真っ先にイメージしたのが
”ビフォー・アフター” の
”リフォーム” でした。
そんなときにたまたま、
代表・西之園がある会合で
藤村さんの講演を聞き、
「藤村さんからお話を聴いて勉強してみない?」
とメンバーに提案しました。
* * *
授業や研修を担当する人は
その授業や研修に対する ”想い” が
あります。
授業や研修の設計図にこめられた
文化的な背景や想いを大事にしつつ
ねらいの達成度が高まる設計にする。
これはまさにリフォームで大切に
されていることと同じではないかと
感じました。
藤村さんのお話は大変興味深かかったのですが
とくに印象的だったのが
「自然との同化」
「そこに長居したくなるDNA」
「しかけ」
「面積とコストという制限」
でした。
「学ぶ授業・研修」の特徴として
「学び続けるしかけがある」ということが
挙げられると思います。
これが、自然と同化する形で存在する
ということは、その文化において有効な
「学ぼう」というDNAに共鳴するような
「しかけ」があるということになります。
結局それは、指導者のひとりずもうでは
なくなることを意味しますから、
コストパフォーマンスのよいしくみ
であるともいえますよね。
このような しくみ をどう創るか?
といったときに、
場合によっては革新的なコンセプトが
必要になるときもあるかもしれません。
「変えたい」とは思っているものの
「いつもとは違うもの」や
「やったことがないもの」には
不安感を抱くこともあります。
しかし、住宅リフォームの場合でも
施主と話をすることが
重要であるとのことでした。
施主の「理想」や「想い」を
そのまま100%叶えることは不可能ですが
そもそもなぜリフォームしたいと
考えたのか、に立ち返り
常にその課題を中心に据えながら、
さまざまなリクエストを抽出し、
クロスオーバーしている内容を
丁寧に整理することで実現可能性を
高める
とのことでした。
この過程で
「変えよう」と思っている人が
本当に大事にしたいことがみえてきそうですね。
施主と提案者との信頼関係を築く上でも
重要な過程なのだと、思いました。
藤村様、お忙しいところ、ありがとうございました!
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