3500011人目です。
オンラインユーザー5人
ログインユーザー0人

このサーチボックス経由でご購入いただくと、当研究所の活動資金となります。ぜひご協力ください。
 (ホームページで紹介できる会員の著作物がございましたら事務局までご連絡ください)
 

関係書籍



















 
トップページ > ILDブログ 
会員の近況ニュース >> 記事詳細

2012/04/24

挑戦を応援するための基準

Tweet ThisSend to Facebook | by:望月

今日は暑かったですね。
気温がうろうろすると、
体調が壊れやすくなりますので、
無理せずいきたいものです。


さて、こんど、研究所内で
課題資料(英語)を読みましょう
ということになりました。
(英語苦手ですが 汗)


それは、
オックスフォード大学が開発した、
教育実践研究の質の評価を問う
枠組に関するものです。


資料をぱっとみた時、ああ、
どこでもこのテーマが
問題になっているのだなあ、
と思いました。



ある学会の研究会で行われた
ワークショップで、
一緒にお話しした先生が
ぽつりとおっしゃいました。


「研究結果って、
 現場で活かされているんでしょうか」



これを言い換えれば

「現場で活かされる研究って
 どのようなものでしょうか」



となります。

たしかにたしかに。。。



オックスフォードの資料をみても、
イギリスでも研究結果が
実用的でないことが
問題となっているようです。

実用化を目指して産学連携の研究がなされても
結局は研究の市場化を警戒する研究機関が
理論的で体系的な知識を強調するため
多様で柔軟な実践知が切り捨てられます。


そのときの問いは

 実践で活用されているものは
 どのような価値があるといえるのか?
 流通させるに値するのか?


 なんでそういえるのか??


というものです。


しかし、
これが厳格化されると
実用的な知識が
流通しなくなります。


なぜなら、
これらの知識を生み出すために
じゅうぶんな応援が得られないので
さまざまな挑戦をすることが
難しくなるためです。


もし、国としてこれらの挑戦を
応援しようとするなら、そのために
支援するに値するかを判断する基準が
必要になります。


オックスフォードはこうした基準の開発に
挑戦しているというわけですね。

すごく重要なことですが
すごく難しいことですよね。。 (・・;)

また、今後詳しく講読してみたいなと思います。


6月に、佛教大学二条キャンパスでも
こうした問題を取り扱ったシンポジウムが行われますので、
▼ 関心のある方は参加してみてくださいね。
http://www.u-manabi.org/nc2/htdocs/jor60h387-301/#_301

22:45 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)