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2012/07/29

リフォーム事例: 「一人ひとりの思考が見えない授業」

Tweet ThisSend to Facebook | by:望月

かなり暑い日々が続きますが、いかがおすごしでしょうか。

大学もテスト週間になり、これが終われば学生さんにとっては長い夏休みの始まりですね。
(いいなあ..)

さて昨日、前回行ったモニター講座をブラッシュアップして

  第1回 授業・研修クリニック人財養成講座 


を実施しました。


少人数での実施となりましたが、
かなりご満足いただけたようでうれしかったです。

参加してくださったかたから

 「満足度100%です。もう一回この授業やりたいです。」

 「夏休みにさらに検討したいです。また来たいです。」


と、うれしい感想をいただきました。
(ありがとうございます!)


次回は 8月25日(土)10:00-17:00 です。
タイプ1(事例提供者)ご希望の方は
少し早めに募集を締め切りますので、
お早めにお申し込みください!

 >> 次回のお知らせ


さて,今回は中学校・数学科の授業をリフォームしました。

数学科でも言語活動がテーマになっているので、

 解答を導きだすまでの思考手順や根拠の説明

を目指した授業をされています。

サイコロの面の数の規則性を
文字式と表を使って説明できるようにすることと
表現方法や思考方法の多様性に気づくことが目標です。

この授業をどのようにリフォームしたか、
一部ご紹介します。



■ 課題点:

・ 一人ひとりが考えたのか、また理解できたのかわからない。とくにあまり発言しない子は見えにくい。

・ 何ができたら合格(表や文字式で表現して説明できる)かを生徒と共有できていない


イメージ
 ↑ リフォーム前の授業のイメージを共有

■ リフォーム

 < リクエスト1 : 深いふりかえり >

リフォーム結果1

→ チェックリストで基本ステップを振り返るとともに合格ラインを確認し、それを参照しながら学んだことを数学的用語を用いて自分で説明できるようにする

リフォーム結果2

→ 発問 「どのグループとどのグループの説明が似ているか」 各グループの解答と説明の仕方を注意深く比較し、グループ化する中で、さまざまな思考パターンがあることに気づく(多様な考え方の獲得)


 < リクエスト2 : 思考の流れの明示化 >

リフォーム結果

→ わかる生徒は答えと考え方をノートに書く一方で、わからない生徒は 「わからない点・言葉など」 をノートに書いて、グループ専用のホワイトボードでシェアする。思考停止の生徒がまずなにがわからないかメンバー・教師ともに把握できる。(グループ内で解決)

  山場
   ↑ 山場を絞ってリフォーム

■ その他検討課題:

つなぎめ
数回に分けた展開にしたときの 「つなぎめ」
→ 複数回に分けた後の前後に起こる変化を予測した発問・指示

ノートに板書を写すのに時間がかかりすぎる生徒が多い
→ ワークシートに設問の図を掲載

  ガイドラインのスケッチ
グループワークのためのガイドラインを作成



このような感じで、8月も行う予定です。

次回は 8月25日(土)10:00-17:00 です。

タイプ1(事例提供者)ご希望の方は
少し早めに募集を締め切りますので、
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