3032910人目です。
オンラインユーザー2人
ログインユーザー0人

このサーチボックス経由でご購入いただくと、当研究所の活動資金となります。ぜひご協力ください。
 (ホームページで紹介できる会員の著作物がございましたら事務局までご連絡ください)
 

関係書籍



















 
トップページ > ILDブログ 
会員の近況ニュース >> 記事詳細

2012/10/07

「新しい高等教育」は失敗から学ぶ?

Tweet ThisSend to Facebook | by:望月
キャンパスがあり
専門家から直接指導をうける形でないと
高等教育とみなせないのか?

専門家として働くためには、
そうした高等教育機関で長期間学ぶべきなのか?
それとも、専門家として働く中でも質の高い学びを
重ねるしくみが必要なのか?

こうした疑問をお持ちの方も
いらっしゃるかもしれません。


そうした問いについて考える場として
さまざまな体験や情報を交換したり、
必要とあらばさらに深く学ぶための場を
一緒につくることを目指してスタートしました。

第2回目は、体験をシェアしました。



初めての方もいるので
ワークショップデザイナーである日高さんが
場をほぐすゲームをホストしました。

こうして初めて参加する方が
増えていくのはうれしいですね。


ある程度あたたまったら、
あらたな高等教育の形を目指す
京都レッツラーン大学校」プロジェクトでの経験に触れ、
とくにプロジェクトでの学び方が
どのようなことに影響したのかについて
経験者に語っていただきました。


共通していたのは、
「チームで学ぶことの利点」を
活かす(活かしたい)というものでした。

というのも、
「京都レッツラーン大学校」プロジェクトでは

 「分散型学習

という方法に
これからの高等教育の糸口があるのでは?と
考えており、

チームで学ぶ ということを組み込んだプログラムを
いくつか試行してきました。

学んだことよりも、そのときの学び方からの
影響が強かったようです。


印象的だったのは、
学生等若いときに「チームで学ぶ」ということを
体験することで

 「コスト意識が強い企業では時間が重要。
  時間のない中で成果を出すという姿勢に
  慣れた状態で仕事ができている。

という指摘でした。

しかし、こうした方法は
自分に任されることも多いので
当然「失敗」も経験せねばなりません。

この体験を聞いていた学生さんからは

 「失敗がこわくないですか?

という質問がありました。


しかし、先日読んだ『WIRED』vol.5 に
掲載されていた、
MITメディアラボの取材記事にはこうありました。

 「手と頭を使って失敗を繰り返し続けること。
  そこにしか未来はない

そのような場が保証されやすいのも
チーム形式で学ぶ場の特徴なのかもしれない。
彼らの話を聞いて、そんなことを思いました。


次回は 10月20日(土)です!


22:51 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)