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2012/10/07
「新しい高等教育」は失敗から学ぶ?
| by:
望月
「
キャンパスがあり
専門家から直接指導をうける形でないと
高等教育とみなせないのか?
」
「
専門家として働くためには、
そうした高等教育機関で長期間学ぶべきなのか?
それとも、専門家として働く中でも質の高い学びを
重ねるしくみが必要なのか?
」
こうした疑問をお持ちの方も
いらっしゃるかもしれません。
「
非大学型高等教育を考える会
」は
そうした問いについて考える場として
さまざまな体験や情報を交換したり、
必要とあらばさらに深く学ぶための場を
一緒につくることを目指してスタートしました。
第2回目は、体験をシェアしました。
初めての方もいるので
ワークショップデザイナーである日高さんが
場をほぐすゲームをホストしました。
こうして初めて参加する方が
増えていくのはうれしいですね。
ある程度あたたまったら、
あらたな高等教育の形を目指す
「
京都レッツラーン大学校
」プロジェクトでの経験に触れ、
とくにプロジェクトでの学び方が
どのようなことに影響したのかについて
経験者に語っていただきました。
共通していたのは、
「チームで学ぶことの利点」を
活かす(活かしたい)というものでした。
というのも、
「京都レッツラーン大学校」プロジェクトでは
「
分散型学習
」
という方法に
これからの高等教育の糸口があるのでは?と
考えており、
チームで学ぶ ということを組み込んだプログラムを
いくつか試行してきました。
学んだことよりも、そのときの学び方からの
影響が強かったようです。
印象的だったのは、
学生等若いときに「チームで学ぶ」ということを
体験することで
「
コスト意識が強い企業では時間が重要。
時間のない中で成果を出すという姿勢に
慣れた状態で仕事ができている。
」
という指摘でした。
しかし、こうした方法は
自分に任されることも多いので
当然「失敗」も経験せねばなりません。
この体験を聞いていた学生さんからは
「
失敗がこわくないですか?
」
という質問がありました。
しかし、先日読んだ
『WIRED』vol.5
に
掲載されていた、
MITメディアラボの取材記事にはこうありました。
「
手と頭を使って失敗を繰り返し続けること。
そこにしか未来はない
」
そのような場が保証されやすいのも
チーム形式で学ぶ場の特徴なのかもしれない。
彼らの話を聞いて、そんなことを思いました。
次回は
10月20日(土)
です!
22:51 |
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